四国、この良き地

息子が高知のアパートを引き払うので引っ越し手伝いに昨日今日と出掛けた。いま帰りのフェリーで一文認めている。

 

自画自賛ではないが充実の2日間であった。予め予定していたより遥かに多くの箇所を訪れることが出来た。ここで言う箇所とは四国八十八ヶ所のこと。本来は寺社巡りなど関心のない妻だが実家が真言宗ということもあり、お遍路さんだけは例外。行った先、行った先で御朱印をもらって嬉々としている姿を見ていると同行の私まで嬉しくなってくる。

 

食事も昨日の昼は室戸岬近くの人気店でキンメ丼、夜は息子が予約してくれた居酒屋で鯨飲。今日も昼はアパート近くで美味しいうどんを食べ、フェリー乗船の直前、これも妻待望の徳島ラーメン店に行くことが出来た。

 

事前に計画しても、というより事前に計画したら却ってこれだけのスケジュールは詰め込めないだろうというくらいの充実度合い。いや〜、満足。満腹。

 

この4年間で四国には7、8回行っただろうか。料理の美味しさとともにいつも感じるのは4県民の暖かさ、親切さ、礼儀正しさ。どこかのW県民には爪の垢を煎じて飲ませたいくらいだ。

 

今回の四国行き1日目は高速道路を使わなかったので特に感じたのだが至るところに八十八ヶ所が点在している。今でもそうらしいが、昔から通りすがりのお遍路さんに四国の人はお休憩場所を提供し、湯茶や菓子でもてなしてきた。人に親切にするのが当たり前のように受け継がれてきたのだろう。

 

車で走っていて指示器を出せば当然のように譲ってくれるし、第一あまり飛ばすドライバーが居ない。私など、自分では安全運転の方だと思っていたが四国に来ると暴走族一歩手前。

 

実家や親戚が居なければ四国に住みたい!そう思わせてしまうほど魅了された。

 

有難う、四国。また来る日まで。