本人の名誉のために名前は伏すが、某野党議員、国会質問で「安倍さんや森さんはプーチン大統領と親しいので特使として行ってもらったらどうか?」
本気で言っているのか。誰が相手をしてくれるのか。会ってすらもらえないだろう。あまり自国の政治家を買いかぶるな。
先日「双葉山の邪宗門」という本を読了した。今は「誰も知らなかったジャイアント馬場」という本を読んでいる。何れも図書館にリクエストしたが採用されなかったのでやむなく妻にメルカリで買ってもらった。ヤフオクでも探したが出品そのものがなかった。少し前まで男はヤフオク、女はメルカリと言っていたが今は男も女もメルカリのようだ。格闘技の本がメルカリにしかないなんて。
それにしても今更相撲やプロレスの事をこれ以上詳しくなって何になるという気がしないでもない。研究者でもないのに。
狐狸庵先生こと作家の遠藤周作さんは「坊っちゃんは何とか読んだが吾輩は猫であるは途中で投げ出した。」とよく言っていた。勿論彼特有のユーモアだろうが私はその坊っちゃんですら読んだことがない。他の作品は言うに及ばずだ。
夏目漱石だけてはない、太宰治、三島由紀夫、まだまだある作家の作品、一つとして読んでいない。
文学と言われるもので読んだものといえば芥川龍之介と中島敦の各数作くらい。芥川は小学校、中島は高校の教科書に出てきて感銘を受けたことがきっかけだった。何れにせよ何十年も前のこと。
「良書は何をおいても読むべきだ。読む時間がないというのは読む気がないということの言い逃れに過ぎない。」という言葉もある。幸い父親が読書好だったので名作文学の本は沢山ある。父の死後、大半の蔵書は古本屋に売却したが文学本はかなり残っている。やはり気が引けたのか、いつか読む日が来ると思ったのか。自分で自分をほめてやりたい。
若い日の読書は後年、人間の厚みとなって現れるという。若い日の、には遅過ぎるスタートだが今年こそは本格的な読書人生元年にしようか、と考えている。