子供の頃の記憶は驚異的

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毎日見ているクイズ番組での問題「この人物の名前は?」答えは勿論星一徹

 

野球に関心のある、無しに関わらずアニメの「巨人の星」は男の子なら全員見ていたのではないだろうか。我々世代なら90%以上は正解するだろう。

 

私が天才的なのは、このセリフからその場面までを覚えていることだ。

 

舞台は主人公、星飛雄馬の自宅。ポロ家で壁に穴が開いている。飛雄馬はそのボールより一回り大きいだけの穴めがけてボールを投げる。すると丁度直前上に木がえり、跳ね返ったボールが穴を通って返ってくる。それだけでも充分劇画的だがある日投げたボールの何倍もの速さの球が返って来た。取り損ねたボールが酔っ払って寝ていた一徹を直撃!とその直前、ぱっと起き上がって見事キャッチ、本能的に送球の姿勢を見せる。

 

 

「なんて球を投げるんだ!」怒る一徹に飛雄馬が言う。「違うよ。投げたボールを誰かが打ち返して来たんだよ!」

 

「そんなこと出来るバッターなどいるか!」

しばし間を置いて

「いるとすれば川上哲治くらいだろう。」

 

これが上のシーンのセリフである。

 

昨日の晩ごはんはともかく、一昨日、一昨々日となると本当に心許ないほど記憶力が減退しているのに50年も前の数限りなく見たマンガのワンシーンが何の曇りもなく、ぱっと浮かび上がるのか人間の記憶は本当に不思議だ。

 

同世代の皆さん、覚えていました?