古い記憶

以前書いた、最近新車を買った友人に乗せてもらい奈良、圓成寺他に行ってきた。運慶作の大日如来でつとに人気の寺院だが、この大日如来が国宝に指定されたのはそれ程前ではない。正直、これを国宝に指定するのなら高野山の快慶作、孔雀明王も国宝にしてくれれば良さそうなものを、こちらは何故かずっと重要文化財どまりである。

 

そう言えば日本三不動と言われる中でも京都の青不動、滋賀の黄不動は国宝、黄不動に至っては京都の模写絵までか国宝に指定されているのに高野山の赤不動はずっと重文どまりである。まさかとは思うが、この世界にも忖度なるものがあるのだろうか。

 

閑話休題、友人の買った新車であるがとにかく機能が多岐多彩過ぎてとても使いこなせないとのこと。全てがパソコン感覚、スマホ感覚なのでそれも仕方あるまい。処でこの友人であるが、ずっとマニュアルミッションに拘っており、今回買ったのも6速ミッション車。

 

さて、目的地に着き駐車する時、ギアをバックに入れたのにピーピーという音が鳴らない。「音が鳴らんね?」と言うと彼いわく「当たり前やん。ミッションやもん。」あー。そうだった。

 

免許を取って40年強になるが、その内オートマに乗っているのが30年を越える。ギアをバックに入れれば音が鳴るものと思い込んでいた。彼との話で、昔の車は冬など走り出してからも信号待ちなどになるとエンジンが落ちたなどと話していると、昔はチョークを使ってエンジンを掛けたなどの言葉が出て、これも又あったあったチョーク!と懐かしさでいっぱいになる。チョークと言えば、ぷろ