不都合な真実

だから言わんこっちゃない。EUがガソリン車販売継続に方針転換。何たるご都合主義。何たる厚顔無恥

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230325-OYT1T50274/

電気を作るのにも大量のCO2が発生する。新たな設備投資も必要だ。だから本当に環境に優しいのはガソリンハイブリッド車ではないかという意見はあった。それをEUは自分達で開発製造することが出来なかったので電気自動車でなければ駄目!と勝手に土俵を変えてしまった。その挙げ句の今回の方針転換。何があったのか知らないが全く開いた口が塞がらない。

 

日本では未だ興奮冷めやらずのWBCだが昨日の「正義のミカタ(朝日放送)」で大多数のアメリカ人はWBCに興味がない、というよりそんな大会があることすら知らない、ということを知った。アメリカではテレビはペイ・パー・ビューで見るのが一般的だがスーパーボール(アメリカンフットボール)の視聴契約数1億件に対しWBCのそれは僅かに600万件。球場では随分盛り上がっているように見えたが日本に置き換えれば地下アイドルにお熱を上げるオタクみたいなものか。「全世界が感動!」って、嘘八百並べやがって。対戦相手の国民すら知らないのだぞ。それを知ると「メジャーに勝った!」だの「日本野球の歴史に残る日!」などとはしゃいでいることが恥ずかしくなる。

 

中曽根内閣の頃だから40年程前になるが、初めてアメリカにも物申す政治家が出たということでアメリカでの認知度もさぞ高かろうと調べたら二桁なかったとか。当時週刊誌で読んだ。だから「イチロー・スズキ」とか「ショーヘイ・オオタニ」とか言えばアメリカ人なら誰でも知ってるかのような印象を持ってしまいがちだが実際はその認知度などごくごく知れたものなのかも知れない。(因みにその頃アメリカで抜群に認知度の高い日本人はオノ・ヨーコだった。これは納得できる。)

 

イチローダルビッシュも大谷も知名度はたかが知れている。俄には信じたくないがそう考えると日本ではあまりファンサービスに熱心には見えなかった選手たちが何故アメリカではあれほどファンサービスするのか、準決勝で日本と戦ったメキシコの監督が「今日は野球が勝った日」と言った意味、全ての裏事情が見えて来る。メキシコ監督の言葉は「マイナーな野球でもこんな面白い試合を見せられるのだ」というアピールと考えれば辻褄が合うし、日本人大リーガーがサインする姿とアキバ系アイドルがファン一人ずつと握手や写真を撮る姿がダブって見えるのは私だけだろうか。それを前者だけ「神対応!」などと持ち上げるのはどう考えてもおかしい。

 

この稿続く。