言葉遣い

今日、行きつけのスーパーで「おつとめ品」のバナナを買った。全く黒ずんでいるようには見えないが、9本一房150円だった。昭和30年代前半のバナナは今の価格で言うと一本2000円くらいだったらしい。私の記憶ではさすがにそこまで高価だった認識はないが、特別な時のご馳走(運動会とか遠足とか)だったという憶えは確かにある。翻って相対的に昔の方が安かったというものは何かあるだろうか?すぐには思い浮かばない。せいぜいウナギくらいか。そんなに食べるものでもないが。液晶テレビが発売当初1インチ1万円だったというのは比較的若い年代の方も覚えていると思うが、昔はもっと高かった。私の育った家は中の上(または上の下)くらいだったと思うが、当時としては大型の19インチテレビを買う時に家内会議をしたことは鮮明に覚えている。とてもではないが今のように、パソコンのキーをポチして買うなんてお手軽なものではなかった。

 

2,3週前の「そこまで言って委員会」でチャップリンが取り上げられていた。前に書いたように、ここ何ヶ月も見ていなかったがこれは見ない訳にはいかない。

  

今日録画を見たが内容は期待のようなものではなかった。また当分見ることはないだろう。唯一の収穫(?)は我が国で発表されているコロナ死はコロナ(を苦にした)自殺も含んでいるという辛坊さんの話。本当なら酷い国だ。

 

チャップリンと言えば私は彼のBlu-rayボックスを持っている。3万円以上した。既有のDVDでも何ら鑑賞に支障はないし、実際それ程の画質の違いは分からない。年代が年代だから仕方ない。まあ、ファンのすることは度し難いと理解してもらう他ない。

 

Blu-rayの良いのは各種特典メニューが豊富なことだ。中でも世界的に有名なチャップリン研究家の解説は非常に興味深く、これだけでも買い替える値打ちは充分にあった。ところが何故か一作だけその特典のない巻があり、販売元に理由を聞くと、製造元に聞いて欲しいと返答が来た。代わりに聞いてあげようなんてサービス精神は持ち合わせていないらしい。仕方ないので製造元に聞くと「内容に関する質問には一切お答えできません。」と来た。そんな言い方ってある?

 

「分かりません。」と返答したら「それなら調べろや!」と言われるかもしれない、と怖れているのだろうか?少なくともチャップリンファンにはそんな人間はいない。私はそう信じている。