ルール変更

 

https://hochi.news/articles/20220208-OHT1T51000.html?page=1

 

いかん。涙腺が崩壊する。2センチ位どうでもいいではないか。これだからスポーツは嫌いだ。ジャンプ競技での失格は2006年の原田選手(現監督)以来らしい。確か原田選手は板の長さに対して体重が200グラム足らなかったんだな。言ってくれれば200グラムと言わず2キロでも20キロでもあげるのに。うーん。やりきれない。

 

昨日、たまたま見ていた対談番組で司会が出演者に聞いた。

「それは延長18回逆転という感じでしたか?」

揚げ足取りをするつもりはないが、この言葉は間違っている。おそらく野球の延長戦の最終回を想定して言ったのだろうが2000年から延長戦の制限は15回に短縮されている。出演者に「体操で10点満点を取った感じでしたか?」と聞くのと同様の誤りだ(体操の採点の説明は難しいので省略する)。

 

司会者は私と同年代なので延長戦と言えば箕島・星稜の延長18回の激闘、体操ならばコマネチの10点満点が脳裏に深く刻まれているのだろう。その気持ちは分かる。

 

上記のルール変更は選手の体調管理や技術レベルの向上に伴うものでどこの国、どこの参加者にとっても不公平のないものだが、では全てのルール変更がそうかと言うとそんな事は全然ない。

 

有名なのがスキーのノルディック複合ジャンプ競技。「ビー・バップ・ハイヒール」という番組で「日本代表とルール変更の戦い」というテーマを取り上げていたが他にもっとあった。バレーボールなども含まれていたと記憶する。

 

これらの変更が本当に日本選手を狙い打ちしていたのかは分からない。しかし日本代表が目覚ましい活躍をすると何故か身体の小さい者が不利になるような変更が繰り返それてきた歴史は確かにあるように思う。

 

先日亡くなった石原慎太郎氏がしばしばこの事に触れるコラムを書いていた。「所詮欧米人のご都合主義に振り回されるだけのオリンピックなんかに躍起になるな。」というような文意だったように思う。

 

あれっ、東京オリンピックの招致を決めたのは当時の石原慎太郎知事ではなかったか?