「母親が宗教に傾倒し、大病を患う兄が自殺」山上徹也容疑者

詳細は省くが、ある学校のクラス写真を見る機会があり、その中に親がネグレクトの子供がいるという。私は即座にどの子がその子なのか分かった。暗いとか元気がないというのではない。無表情とも違う。感情がないと言うか表情が荒んでいるのである。

 

何故こんなことを書いたかと言うと、安倍元首相狙撃事件の山上徹也容疑者の顔を見たとき、そのことを思い出したからである。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/83223f705c133b48a0e662b0ebc37dc85154ce52?page=1

・建設会社を経営する裕福な家庭に生まれる。

・5歳のとき父親が急死。

・精神的に不安定になった母親が宗教に傾倒、多額の献金で破産。

・県内有数の進学校に進むも大学進学を残念。

・5.6年前、生活苦により兄が自殺。

 

勿論、犯行と経歴を結び付けることは許されない。それは分かっているがあまりの絵に描いたような転落人生に言葉を失う。まして転落のきっかけになったのが母親の宗教への傾倒による破産となれば、その宗教に深い恨みを持つのはむしろ当然のことに思える。

 

それと同時に事件当日、一部野党議員から出ていた(暗殺は)あたかも自業自得のような暴言は全くその根底が覆されてしまった。今からでも自らの発言を訂正、謝罪すべきではないか。

 

処で母親は今どこに居て何をしているのだろう。宗教団体の会見によると団体側は母親が破産していたことは認識していたという。それでも尚、献金を続けていたとすればそれは如何なる理由によるものか。

 

不安心を煽られて更なる献金していたのか、自発的に献金していたのか母親の発する言葉次第で大きく受け止めが変ってくるだろう。

 

先行きから目が離せない。