何故信じる?

末期ガンに冒された人が子供に金を残してやりたいが、保険には勿論入れない。考えに考えた揚げ句、思い付いたのは事故率の高い飛行機会社を乗り回すことだった。これ、実話らしい。

 

今日インタビューに応じた山上容疑者の伯父の話を聞くと改めてその悲惨な半生に愕然となる。自衛隊時代に自殺を図ったのは同じく人生が台無しになった兄と妹を自身の保険金で何とか助けようとの思いだったらしい。こんな悲劇的な話、聞いたことがない。殺人事件の犯人だから情状酌量など簡単には言えないが、相手が要人だからという理由で酌量の余地が小さくならないことを願う。

 

「松下国際人のパスポート」という小冊子がある。タイトル通りの内容だが外国人と会話する際、出来れば避けた方が良いテーマに挙げられていたのが食事と宗教だった。「なんで○を食べないのですか?」とか「なんで○なんか食べるのですか?」とか聞くのは勿論御法度だ。

 

同様に宗教の話もやりにくい。

 

何というタイトルの、どんな内容の番組だったか詳しくは覚えていないがその番組の冒頭は奈良と大阪の県境の空撮から始まった。

 

ナレーションいわく「この奈良と大阪の県境の山だけでおよそ○百の神様が居ると言われています。これだけの神様が居れば1人くらい癌やエイズを治してくれる神様が居ても良さそうなものだが。」

 

ジョン・レノンが「僕たちはキリストより有名だ」と言って大騒動になったことがある。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E7%99%BA%E8%A8%80

 

一方、冒頭に触れた番組の「神様発言」でテレビ局に抗議が殺到したとか、謝罪に追い込まれたとかの話は聞いたことがない。日本人にとって神様とはそんな存在だ。そう言えば「神様仏様稲尾様」なんて言葉もあったな。欧米でも「神様仏様ベーブ・ルース様」なんて言うのだろうか。あっ、仏様はないか。

 

山上容疑者の母親は未だに統一教会のことを悪く言うことはないらしい。「男の顔は履歴書」というのは誰の言葉だったか。文鮮明とやらの顔を見てみよ。どう見ても俗っぽさ丸出しの親父そのものではないか。

 

オウム真理教が世間を騒がせていた頃、被害者支援をしていた弁護士が「松本智津夫麻原彰晃)君よ、僕の前で空中浮遊をしてみよ。出来たら僕が信者になろう。」と言ったが、私も言おう。「統一教会の幹部よ、今すぐ世界からコロナを消し去ってみよ。そうすれば献金してやろう。」