果たしていいことやら

4月に入ったと思ったらもう21日。ゴールデンウイークまで1週間となった。もっとも今年は全国に非常事態宣言が出ているので今まで経験したことのない異様な風景があちこちで見られることだろう。寝正月ならぬ、寝GWで過ごすのが一番かも知れない。

 

それにしても月日の経つのは早い。「お正月」の歌詞ではないが、♬もうい~くつ寝ると、と首を長くして楽しみな日を待ったのは何歳くらいまでだっただろうか。

 

自分がいくつまで生きられるか分からないが、平均寿命を80歳、フルマラソンを40kmとするとおよそ1km=2歳の勘定だ。それで言うと私の残りはあと10kmを切った。とてもではないが、♬もうい~くつ寝ると、などの心境にはなれない。

 

20代の頃に読んだ音楽評論家、宇野功芳氏の著作に「夜寝るのが一番怖い」という老人の言葉が紹介されていた。読んだときは何のことかさっぱり分からなかったが、今実感を持って迫ってくる。

 

一休さんも詠んでいる。「門松は冥途の旅の一里塚、めでたくもあり めでたくもなし

 

偉そうに紹介したが、私はてっきり蜀山人の歌と思っていた。まだ冥土に行くには勉強が足らないようだ。