矛盾はないか?

偶々付けたテレビに映ったのが料理番組、メニュー名が「たこと新じゃがの塩昆布バター炒め」。そんなもの、美味いに決まってるって。

 

「海老で鯛を釣る」という諺がある。私は子供の頃からこの諺が不思議で仕方なかった。鯛より海老の方が高級、高価だからだ。まあ、海老と言ってもクジラの餌で有名なオキアミも海老みたいなものだが、普通に食される海老はどれを取ってもグラムあたりの単価で言えば鯛よりずっと高価ではあるまいか。知らんけど。

 

諺の間違いと聞いて私が一番に思い出すのは、小学生時代の超ブッ飛びバラエティ、「巨泉前武ゲバゲバ90分」というテレビ番組だ。私があと何年生きられるか誰にも分からないが、1970年の万国博覧会とこのゲバゲバ90分だけは、衝撃度においてこれ以上のものに出会うことは絶対ないと言い切れる。

 

前置きが長くなった。このゲバゲバ90分で多分、藤村俊二さんだったと思うが、「大は小を兼ねる」というパネルを見せた後、お玉で耳垢を取ろうするがうまく行かない。そこで藤村さんが呟いた言葉が、「諺のうそつき」。

 

諺と言えば先人の知恵の塊、大いに教えられ、参考になるが例えば「弘法筆を選ばず」という諺に対し、「弘法筆を選ぶ」という全く反対のものがあつたりする。それも先人の教えなのだろう。

 

まあ、私はどんな筆で書いても結果は明々白々だが。