選タクシー

新番組、新ドラマの撮影ができないのでやたら再放送が多い。でも中には収穫もあって「素敵な選TAXI」などは本放送時に見ていて、再度見ているがやはり面白いものは2回見ても面白い。

 

 

知ったのは半年以上前だが嬉しいことにと言うか、生意気にもと言うか、息子に彼女が出来た。インスタやメールで写真を見せてもらったが、見るからに気立ての良さげなお嬢さんで、我が子ながらあっぱれと褒めてやりたい。

 

今の二人が結婚を考えているか勿論知る由もない、と言うか二人自身がそこまで考えていないかも知れない。恋愛偏差値ゼロの私が言うのも誠におこがましいが、出来るだけ初恋に近い人と結ばれるのが幸せになれるのではないか?というのが私の考えだ。

 

神に誓って私はしていないが、世の女性全員が目を吊り上げて怒る「男の浮気」。これは人間というより、動物としての本能なのだ。ブラックマヨネーズ吉田さんが著書で実にうまく表現しているが「浮気」ではなく、「浮チンポ」なのだ。気持ちは浮つかないが、チンポが浮つくのだ・・・。(引用とはいえ下品な言葉申し訳ない。でもその通りだと思う。)

 

何を言いたいかと言うと、一度結婚したら男は少なくとも精神的には奥さん一辺倒で安定する。勿論、結婚しても、たとえ新婚直後でも美しい女性とすれ違ったりすればドキッとしたり、振り返ったりはする。人間として当たり前のことだ。女性も同じだろう。友人や親戚の奥さんや彼女についても同じだ。「綺麗な人だな」と思うことはあっても、それだけのこと。テレビの中の芸能人と同じで、「この人と結婚したい」なんて間違っても思わない。

 

唯一の例外が自身の恋愛履歴だ(敢えて遍歴という言葉は避けた)。他との比較ではけして揺らがない、「奥さん一辺倒」が自分史との中での比較では激しく揺すぶられる。私が出来るだけ初恋の人と結ばれるのが良いという所以だ。

 

先日、友人との話の中で「戻れるとしたら何年前がいい?」という話になり、「戻りたい年はあるが、また受験や嫌な仕事もしなければならないと思うと気が進まない。」という結論になった。私がもし、戻れるのなら何年前でも何十年前でも構わないが、この言葉だけを当時の私に送りたい。「やってしまった後悔よりもやらなかった後悔の方ががはるかに大きく、後を引く。」

 

振り返れば私の人生、迷ったときは「やらない」の繰り返しだった。

 

たまりにたまったそのツケが投資話には積極的な、その後の性格に化けて出たのならこんな皮肉な話はない。