テレビ和歌山の新春知事対談番組。今年の対談相手は日本IBM社長だった。実家は桃山町の農家、東大出のエリートとか天下りでもなく、けして超一流とは言えない大学卒の叩き上げ。ケチの付けようがないプロフィールだ。
勿論、話も面白く興味深いものだったが、ただひとつ物足らなかったのは番組の最後に故郷への思いを聞かれた時。
①人が暖かい、言葉が懐かしい
②空気が美味しい、海山が美しい
③魚が美味しい、果物が美味しい
などを挙げたこと。
この回答、全国どこの地方ローカル局で同様の番組があっても通じる内容だ。福井県出身の会社トップが福井のテレビで全く同じ回答をしても不思議ではない。
残念なのは彼らは、これだけ故郷を賛美し、懐かしむくせに、けして故郷に帰って来ようとしてくれないことだ。コロナでリモートワークも進み、それ程不自由しないと思うが。
ひとりでいいから、こんな点が駄目だ、こんな点が遅れているなどズバズバ知事に直言してくれないものか。その代わり希望が叶えられれば故郷に戻ってくることを約束して欲しい。更に出来れば工場のひとつも持ってきて欲しい。
知事を前に言いにくい?噂だが知事の家族は東京住まいとか。
こりゃ駄目か。