都道府県魅力度ランキング2021

メッセンジャー黒田さんが好きだ。ある時黒田さんの番組に某製菓メーカーがゲストで出た。その会社は自社の商品が○セレクションを何年も連続して受賞している事を自慢にしていた。黒田さんが言った。

「○セレクションなんて金出したらなんぼでもくれるのと違うん?」

黒田さんがやしきたかじんさんの後継と言われながら今ひとつレギュラー番組が増えないのもこんな所に問題があるのかも知れない。

 

この発言の正否は別にして、我々がその商品を選ぶのに○セレクションがそれ程大きな影響がないことは確かで我々も本能的にこういった賞に胡散臭さを感じているのかも知れない。○大臣賞や宮内庁御用達もそれに近い。

 

都道府県別魅力度最新ランキング発表。

https://diamond.jp/articles/-/284274

 

毎年発表されるこのランキング、分野は違うが受けるイメージは上記の賞に近い。逆説的だがこのランキングで喜んでいるのは万年最下位を争っている北関東3県(栃木、群馬、茨城)だけてはないだろうか。「下位の県に失礼なのでランキングを止めます」と言ったら一番困るのも彼等だろう。毎年上位の県からすればエリカ様ではないが「別に。」だろうし、その他の県にとっても本当にどうでもいい。

 

「なになに和歌山が32位?意外と高いな。」

 

いかん、うっかり興味を持つところだった。まあ、本当に県別の魅力度を知りたいのなら人口増減率を見るのが一番実態を表していると思うが敢えて調べない。悲惨な結果であることが目に見えているから。

 

○セレクションは海外の賞だが(多分)、他の賞やランキングなどは誰がどのようにして選定しているのだろう。何れにせよ膨大なデータを扱うからそれなりに人員も要るだろう。そしてその組織のトップには天下りが・・・、というのもあながち邪推ではあるまい。

 

段々腹が立ってきた。もう来年から発表を止めてはどうか。