先見の明

野球に関心のない私だが「ちょっとイイ話」は分野に関わらず好きだ。今日たまたま見ていたテレビの録画で元阪神の掛布さんがこんな話をしていた。

 

引退後アメリカに行ったとき巨人でも活躍したレジー・スミスに誘われて少年野球の指導をする機会があった。そこで驚いたのは日本では野球はピッチャーが珠を投げるところから始まるが、アメリカでは子供には球を投げさせず、大人が打ちやすいコースに球を投げてそれを打ったところから野球が始まるということ。日本では「バッターを抑えろ」の司令から試合が始まるのに対し、アメリカは打った球を追いかけるところから試合が始まるという。この話し、いいなあ。

 

 

英語と自転車は一度覚えたら一生忘れないと言うが嘘だ。ここにハッキリ書くが30云年前、私は日常会話には困らない程度には英語が話せた。1985年、派遣されていた研修機関の締め括りとしてサンフランシスコ州立大学に留学した。約一ヶ月に及ぶ滞在の中で特に印象に残ったのはビールや書籍が定価販売ではなかったこと、そして耳にした言葉では次のふたつ。

Excuse us.

Your very welcome.

上記の言葉を聞いたシーンまで覚えている。

Excuse us.はエレベーターで奥の方にいたカップルが下車する時に聞いた。Your very welcome.は姉婿に頼まれてネクタイピンを買いに訪れたニューヨーク五番街ダンヒルの店でもう一度確認して来ますと言った時。

 

Excuse me.、Your welcome.という中学で学ぶ入門英語を一言変えた(加えた)だけなのに、「あー。そんな言い方もあるのか。」と何故か深く印象に残っている。

 

今日はここまで。続きはまた明日。