快哉!岸本衆院議員が和歌山知事選に出馬表明

私が会社人生に躓く大元となった昇格試験にまつわる話は前に書いた。一次試験の面接では3人しかいなかったというA+評価を貰ったもののニ次の筆記試験で大コケし結果不合格となった。試験については今でも明確に覚えている。忘れたいが忘れられない。こんなケーススタディの論文だった。

 

XX事業部で不良品が発生した。

技術部門は「設計図通りちゃんと作ってもらわないと困る。」と言っている。

製造部門は「作り方を間違った訳ではない。部品に問題があったのだ。」 〃

営業部門は「なんだかんだ言っても客に謝るのは結局我々だ。」 〃

○○部門は 〃  〜

 

これを受けて

①この事業部の抱えている問題点は何だと思いますか?

②あなたが事業部長なら何をしますか?

こんな設問だった。

 

私は①、②をまとめて「一番大切なお客様に迷惑を掛けている事態を忘れて責任を押し付けあっているようでは救い難い。もう一度根性を叩き直すところから始めなければならない。」と書いた。私としては自信満々の答えだったが上司によると点が付いていなかったらしい。

 

もしほんの一行、「対策チームを作って自らリーダーに就任する。」とでも書いていれば当時の昇格試験は完全な加点方式だったから面接試験の出来からして間違いなく合格していただろうが今更悔やんでも仕方ない。それに私は自身の答えに何の疑いも抱いていなかったから、もう一度受験しても同じことを繰り返すような気もする。

 

岸本周平衆議院議員、12月の和歌山県知事選に立候補表明。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022052300724&g=pol

政治の世界の何事も知らないので勘だけだが、考え得る限り最高、最適の人選だと思う。東京、大阪、愛知、勢いのある都府県の知事は全て国会議員の経験者だ。和歌山に今まで国会議員上がりの知事がいただろうか?反対(知事→国会議員)も含めいなかったのではないか。

 

逆に言えばもし岸本知事でも駄目だったら、或いは知事選に勝てなかったら、もう当分和歌山が浮上する時は訪れないような気がする。私の生きている間は無理だろう。

 

でも岸本さん(急に友達口調。岸本さんは高校の先輩なもので。)、知事になっても大変ですよ。何しろ和歌山はXX事業部のような人間の集合体ですから。