暴れん坊将軍来たる

熊本地震発生の翌日、同県出身で朝日放送アナウンサーの浦川泰幸さんが市内の商店街の中継映像を見て「こんなに人通りの少ない○通りは見たことがない」と言って嘆いた。しかしその人出は和歌山市随一の商店街、ぶらくり丁の人出より遥かに多かった。あれから6年、熊本の人出は回復しただろう、しかしぶらくり丁の人出は減る一方だ。恐らく当時より人出も店の数も大幅に減っている。

 

何故こんなことになってしまったのか。

 

今日和歌祭りを見てきた。

http://wakamatsuri.com/400th

 

この種のイベントでいつも感じるのだが何故毎回聞きたくもない政治家、来賓の挨拶が延々と続くのか。その点、20年ほど前の旅田元和歌山市長は素晴らしかった。何の祭りか忘れたがCCガールズが来た時があり(彼女らを呼ぶというセンスがまず何より素晴らしい)、私はそのためだけに当時住んでいた滋賀県から帰省、見に行ったのだがその時の挨拶が見事だった。「私の話なんか聞きたくないと思いますので。」とものの2、3分で挨拶を終えた。最初の人にこんなことを言われたら後の人も合わせざるを得ない。観客席から大きな拍手が起こったことは言うまでもない。

 

それに比べて今日の仁坂知事、「この人出を見て50年前のぶらくり丁を思い出しました。」ときた。この人は一体何を考えているのか。市内、いや県内随一の繁華街だったぶらくり丁、その昔は大阪南部からの買い物客も押し掛けたというぶらくり丁をこんなゴーストタウンにしてしまったのは一体誰の責任だと心得ているのか。

 

テスラ社CEOのイーロン・マスク氏が「日本が今のままの人口減少を続ければいずれ消滅するだろう。」と述べたという。

 

人口減少が民間の力ではどうしょうもないないように街の衰退も民間では解決出来るものではない。

 

まだまだ言いたいことはあるが今日は上様に拝謁出来た特別な日なのでこれくらいにしておいてやる。格好良かった!オーラが半端なかった。


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