明日は県知事選

新聞で読んだのか、学校で聞いたのか、その話を知ったのは中学校か小学校高学年の時

今(当時)の子供に「本当に喉がカラカラに乾いた時一番美味しい飲みものは何だと思う?」と聞くと皆ある清涼飲料水(コカ・コーラと思われる)の名前を挙げた、というのだ。

 

勿論この問いに正解なんか無い。多くの大人はビールと答えるかも知れないし、今の私ならレモンチューハイだ(笑)。

 

でも、子供なら、いや大人でもこの問いには「水!」と答えて欲しいし、またそう答えるのが模範回答だという最低限の常識は弁えていた。

 

テレビ和歌山「あのじゅうよ〜」

https://www.tv-wakayama.co.jp/bangumi/anojuyo/

 

一般にあの頃の○(地名)を懐かしく思い出すといえば

「緑がたくさんあった」、「山に行けば虫がたくさん取れた」、「近くの川で泳いだ」

等々、人や店はけして多くなかったが自然が豊かで、隣近所で助け合うなどの古き良き日本の姿を思い浮かべるのが普通と思う。

 

処が和歌山に関してはこの当たり前が通用しない。昔の栄えていた和歌山、賑やかだった和歌山を見て懐かしもう、という番組だから主旨が全く異なる。文句を言ってやろうと思ったら番組の紹介にそっくりそのままのことが書かれているではないか。また皆の力で盛り上げよう!という番組ではなく衰退したことを今更どうしようもないという諦めが前提になっているという世に珍しい番組だ。

 

昨日の放送は正に自宅近辺の往年の映像が流れていたが自分の記憶以上に店も人も多く、えっこんなに賑やかだったのかと今更ながら驚いた。大袈裟ではなく東京や大阪の小さな駅前並みの賑わいだ。

 

他府県でもシャッター商店街や過疎地域の話は聞く。しかし、腐っても県庁所在地の市、しかもその中心部がここまで廃れている所は和歌山以外に果たしてあるのだろうか。徳島や高知は県の人口は和歌山より少ない。だが両県とも中心街は賑わっているし、高層の建物も多い。それに何より若い人が多い。

 

明日は県知事選、他のことはどうでもいい。カジノが来ようと、SDGSがどうのこうのと言う前に先ず昔の賑やかさを取り戻して欲しい。街に活気を与えて欲しい。

 

そんなことの出来る人が居るのだろうか。居たとしても和歌山には来てくれないか。(泣)