コロナ恐るべし~雑感

殆ど収まっていた咳がまた酷い。それだけでなく咳をしすぎたせいかしんどい。あのコロナ発症初日、昼まで何ともなかったのに夕食後急に悪寒がしてきたあの悪夢の日を思い出す。熱はないのでただの咳風邪だと思うが。そう言えばしんどいは方言だと確か小学校の教科書で習ったがいつの間にか標準語ずらしてやがるな。全く同時にコロナに罹った妻も全く同じ症状が出ている。妻が職場のコロナ先輩(?)に聞いたところ数ヶ月は身体の抵抗力が弱っているので気を付けねばならないとのこと。若い頃ならなんてことはなくても寄る年波には勝てないか。あー嫌だ、嫌だ。

 

よく定年間近の人に退職したら何をするか24時間時計に記入させてもうまく埋められない人が多いと聞くが人間うまく出来たもので年と共に処理能力が目に見えて衰えていくのでけして時間を持て余すことはない。私もこのブログを書き始めた3年前頃は毎日3本、多い時は4本の時代劇の再放送(暴れん坊将軍桃太郎侍水戸黄門座頭市)を見て、他のドラマ、ヴァラエティも見て、ブログを書いて、読書もして音楽も聞く、という今思えばスーパーマンのような日々を送っていた。それが今は時代劇はゼロ、ブログも思い付いた時のみ、読書も音楽もそれ程していない。それなのに暇になったとか、時間を持て余すなんて気持ちにはなったことがない。睡眠時間が長くなっているのであればまだしも健康に良いのだが、それもない。

 

「最後の晩餐」と言ってもダ・ヴィンチの絵ではなく、文字通り明日死ぬとしたら最後の日の夕食に何を食べたいか。私の場合はここ十何年か前から天ざるに決まっている。これにビールかキリッと冷えた日本酒があれば言うことなし。不思議なことに晩酌で飲む酒はチューハイが1番多いのにこんな時には出て来ない。熱々の天ぷらで酒を楽しみ、最後はそばで〆る。言う事なし。そんな私だから例え家でそばを食べる時でも他の食事とは違うある種の高揚感を常に感じている。昨日もその筈だった。いそいそとそばを茹で、つゆに漬けていざ口に含むと酸っぱいような何とも変な味。理由はすぐ分かった。麺つゆがここ何日かの暑さで味が変になっていたのだ。冷蔵庫に入れておかなかったことが悔やまれる。幸い他に買い置きがあったので事なきを得たが1リットルの未だ半分も使っていなかった麺つゆを捨てる、あの罪悪感、気の重さは他に例えるものがない。1本298円位のものだから消費税を入れても200円になるかならないか、頭では分かっているのだが、これは感情の問題だから理性で抑えられるものではない。タモリさんが1回鼻をかんだ位でティッシュを捨てられない、宮根さんが好きな入浴剤があるのに一人しか入らないので使えない、あれと同じだ。

 

とんだ災難に見舞われた形だったが、ちゃんとした麺つゆで食べるそばはやはり旨かった。買い置きしておいて良かった。

 

最後に、私が愛用しているそばと麺つゆを紹介する。そばは

https://monolog.r-n-i.jp/item/4978065013319

当地の業務スーパーでは税別398円。

 

麺つゆは

https://www.yamasa.com/products/home/tsuyu/konbutsuyu/

勿論味も美味しいがヤマサ醤油さんは「稲むらの火」で有名な濱口梧陵ゆかりの会社だから余計に親密感が増す。

 

どちらも手頃な値段の商品だが私には充分過ぎるくらい美味しい。あっ、それとそばを茹でるのは中華なべが吹きこぼれしにくいのでオススメ。