サッポロビール

発症7日目。医師によると今のコロナは診断された翌日から5日間休まなければならないらしいので金曜日に診断された妻も明日から出勤だ。私の体調も相変わらず咳が咳は続いているが肉体労働でなければ出来そうなくらいまで回復した。あと通勤で何時間も立ちっぱなしだったらキツイかも。改めて電車通勤の大変さを想う。

 

今日は久しぶりに外出、店を3軒はしごした。相変わらず和歌山のスーパーは年寄りばかりだが自分もその一員、文句は言えない。久しぶりの買い物だが特段お得と思えるものもなかったので何も買わなかった。これは私の金銭感覚だが記念日だから、或いはお金を出してもらえるからといってお得と思なかったら買わない。一週間ぶりの買い物だから何か買おう、とは思わなかった。

 

 

立ち寄った店の1軒でサッポロ シン・レモンサワーを見た。https://www.sapporobeer.jp/shin-lemon_sour/

 

プレミアムビールがあるようにチューハイにもプレミアムチューハイがある。通常のチューハイが1本100円前後のところ、130~140円。シン・レモンサワーも発売当初はこのプレミアムゾーンに属していた。それだけサッポロも力を入れていたし、私も1本だけ飲んだが確かに美味しかった。「レモンサワーに迷える日本人へ」と言うだけのことはある、そう思った。

 

その130~140円だったプレミアムチューハイのシンレモンサワーが今日店頭では98円。並みのチューハイレベルに成り下がっている!

 

美味しいものが安くなったのだから喜ぶべきことではないか。普通はそう思う。だが、ことサッポロに関してだけはそういう感じが湧いてこない。ビール大手4社と言えばサッポロ以外はキリン、アサヒ、サントリー。何れも日本トップクラスの宣伝上手な会社だ。余談だがスーパードライなど最初は不味くて飲めたものではなかったが宣伝の上手さでここまでのし上がってきたと言ってもよい位だ。

 

それに比べサッポロの何と地味でもっさりしていることか。間違いなく商品力はある。居酒屋に赤星があれば必ず選ぶし、かつて販売されていた発泡酒、雫も実に旨かった。

 

スーパーに通っていると時々80~90円の処分価格で売られているチューハイを見かけるがまず間違いなくサッポロだ。それもオレンジ味だのグレープ味だの想像するだけで触手の伸びない味。何故こんなものを作るのか?チューハイとファンタは違うぞ!

 

こんな愚図な会社、サッポロなのに何故か見捨てる気にはなれない。小さくてもキラリと光る会社として生き残って欲しい。

 

そのサッポロが満を持して出した自信作、シンレモンサワー。プレミアムチューハイとして売り出した筈だったのにいつの間にやらその地位から転落しようとしている。好きだったアイドルがヌードになった時のような衝撃と哀しさを覚える。