昔の方が良かった?

前にも書いたか忘れたがマンガ美味しんぼにはたくさんの事を学ばせてもらった。印象に残っていることのひとつが野菜の栄養価が昔のものに比べて年々下がっているとの指摘。肥料や収穫方法の改善の一方で我々は栄養と味の良さ(濃さ)を失って来たわけだ。

 

人間も同様、子供の体格は年々大きくなっているが体力や運動能力は下がる一方。もし私がいま小学生なら運動会のヒーローになっていたかも?それはないか。

 

日頃お付き合いのあるカーディーラーの新装開店を覗いてきた。Uカー担当のその方いわく今だったらこれを買うと言ったのがSAIというハイブリッドのセダン。確かにいい。買ったろか。まあ、それはさておき。

 

最後にセダンに乗っていたのはいつだろう。そうだ妻が嫁入り道具として持ってきたコロナ。次女が産まれてセレナに乗り替えたのが1993年か1994年。それ以来セダンには乗ったことがない。

 

ナビが搭載されるようになって明らかに我々の土地勘、方向感覚は鈍った。それは間違いない。ナビのない頃はこの私が富士山の麓から和歌山まで車で来たのだからな。それも殆どの高速道路は初体験。名神高速の吹田JCTから阪和道の岸和田ICまで、日本中のドライバーが震え上がるあの荒っぽい運転の中をよく無事に辿り着いたものだ。幸い視力が良いので吹田を出たら先ずは堺、堺に着いたら次は岸和田の文字を頼りに走らせたことを覚えている。

 

そう言えばセダンに乗っていた頃、当然ながらバックモニターなどなかった。トランクの長さが数十センチあるボディをがどうやって壁ぎりぎりまでバックしていたのだろう。目視にも限界があるし。

 

能力が後退し過ぎてもはやどのようにやっていたかも思い出せなくなっている。