雑感

3月末で終了した「胸いっぱいサミット(関西テレビ)」の後釜番組がまだ決まらない。番組表を見る限り、来週もまだ始まる予定は無さそうだ。このまま千鳥のつまらない再放送をタレ流し続けるつもりだろうか。

 

そう言えば4月から始まった朝8時の新番組ふたつの評判も芳しくないようだ。老舗の料亭などで主人が代替りするとそれだけで味が落ちたように言われるという。皆先代の顔、味に慣れているからだ。この2つの番組については実際味が落ちているのだから仕方ない。

 

 

今日の読売新聞一面の見出し「高齢者向けワクチン接種率19自治体で4割超」。

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普通、物事の確率を表す場合五分五分とか九分九厘などの言葉は使うが、4割とは如何にも中途半端な数字だ。19自治体という数もこれだけでは多いか少ないかよく分からないが少なくとも少ないという印象を受けることはないだろう。(少ないが3回も続いて申し訳ない。)

 

ではこれを切りのいい接種率が5割超にすると達成している自治体は一挙に5つに引き下がる。5自治体と聞くと大半の人は少ないと思うのではないか。見出しにするとこうなる。

 

「高齢者の接種率5割超、僅かに5自治体」

 

同じ事実を報道しても数字の取り方次第、書き方次第でこれだけ印象が変わるのである。読売、産経新聞なら4割を採るだろうし、朝日、毎日新聞なら5割を採るだろう。

 

それでなくても自民党が好きな人が読売、産経を購読し、嫌いな人は朝日、毎日を読んでいる。かくして世論は益々分断される。

 

テレビでよく取り上げられる問題発言もその部分だけをつまみ食いしているものが大半だ。

 

マスコミからすれば我々の考えを操作するくらい、赤子の手をひねるようなものかも知れない。気を付けねば。