久しぶり

長い間隔が空いてしまった。色々理由はあるがそれはまた今度。そう言えば昔、東京の駅のホームで電車を待っていたら「次」というのと「今度」という表示があり、一体どちらが先なのか面食らったことがある。その点、関西では「次発」、「次々発」なので分かりやすい。

 

私の父は25歳で結婚し、翌年娘(私の姉)が産まれた。姉の結婚も早かったので父は複数のひ孫と接する機会があった。

 

私はと言うと初孫が出来たのが57歳の時、しかも男の子なのでひ孫を見ることが出来るかは微妙なところ。男の平均寿命(80-81歳)位だとひ孫に会うのは難しいだろう。

 

勿論私もまだまだ死にたくない、せめて平均寿命位までは生きたい。でも死ぬ事自体への恐怖はここ2、3ヶ月でだいぶん薄れたような気がする。上の娘ふたりはそれぞれ良き伴侶に恵まれ望み得る限り最高の子供を産んでくれた。息子は来年就職の予定だが私と違って上手く世渡りしてくれるだろう。

 

私があと10年、20年の寿命を得ることが出来れば息子も結婚していよう、孫ももっと増えていよう。そんな彼ら、彼女らが私の葬儀で涙を流してくれるなら死ぬことも満更でもないような気がしてくる。

 

人間、死んだら霊魂が身体から抜け出て地上の世界の出来事を見ることが出来ると言う。私も是非そうしたいものだ。

 

その時誰も泣いてなかったら?そんな悪夢が起こらないように皆から好かれる父親、じいじにならねば。