マイホーム購入記1

「開運なんでも鑑定団」の放送開始当初からのファンである。今までの最高額が幾らかは知らないが、私が一番印象深く覚えているのはかなり昔、出張鑑定団で飛び出した村山槐多という画家の絵画で鑑定額は3000万円だった。その額にも驚いたが何より記憶に残る大きな原因になったのは、少し前に購入したマンションの物件価格が2846万円だったからだ。色々な経費込みでもう少し掛かっただろうが物件価格は明確に覚えている。何しろこれが人生初の不動産購入だった。

 

こんな小さな、しかも見たことも聞いたこともない画家の絵が私がそれこそ清水の舞台から飛び降りる思いで買ったマンションより高い?これがその時の偽らざる感想だった。