バック・トゥ・ザ・フューチャー

ひいき目なしにこれまでの自身の人生は幸せだと思う。ただ、前にも書いたが生涯を24時間に例えた18時を過ぎた今、本当にやり残した事はないのか?一度しかない人生、本当にこのまま終わっていいのか?と考えるとすんなりYesと言えないのも、これまた本音である。

 

過去を振り返った時、皆同じと思うが、必ず幾つかの「れば、たら」はあると思う。私も勿論ある。内容は書かないが。

 

もし○年前に戻れたら、今持っている全財産とまでは言わないが半分位は出してもいいとさえ思うこともある。

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー」という映画があった。あれは確か、子供らが現在の状況を分かった上で両親がまだ結婚する前の年代に戻ってのドタバタ劇だった。

 

そこで思うのだが、将来タイムマシンが出来、過去に戻れたとして、その時自分の記憶はどうなっているのだろう。例えば私が自身の会社選びをやり直したいと、就職の歳に戻れたとして、自身の就職が失敗という記憶があればこそ、違う選択を出来る訳で、もし記憶がなければ、また間違った選択をする可能性が高い。つまり何も変わらない。

 

ならば、記憶があればそれで良し、かと言うと、そう単純でもない。記憶があるとどうしても比べてしまう。あちらの方が良かったと思っていた会社がとんでもないブラック企業かも知れないし、ひょっとしたら倒産するかも知れない。

 

つまり、希望通り?過去に戻れても、本人がそれで幸せになれるかは全く分からないということだ。

 

勿論、交通事故から逃れるとか、避けれたら間違いなくラッキーなことはある。でも、普通に考え得る限り過去に戻りたいなどと不埒な考えは持たない方が賢い生き方には違いなさそうだ。

 

でも、人間誰しもそんなに賢くないんだよなぁ。