みさき公園

コロナ騷ぎで休園していた、みさき公園が明日から営業再開するという。と言っても月末まで。今月一杯で63年の歴史に幕を閉じる。

 

みさき公園に限らないが、老舗の施設の閉店が決まると、多くの人が最後の別れを惜しんでいましたとか、子供の頃からの思い出の場所がなくなるのは寂しいなどの声を報道するが嘘をつけって。

 

多くの人に惜しまれるほど繁盛してれば閉店しないって。子供の頃は行ったけど大きくなってからは、とんと行ってないのだろう。この薄情者!

 

このケースに限らずテレビや新聞の報道でいい加減にして欲しいのが、大型連休時などに空港でクソガキに「どこへ行くの?」、「サイパン!」などの意味のない質問と返答。多くの国民が不愉快に感じているであろう内容を何故毎年流すのか。私など、このニュースを見る度、テロにでも遭いやがれ!と一人で毒づいている。悪いか。

 

他にもある。戦災や災害のあった日の、「今日一日、(地名)は深い祈りに包まれました。」というあれ。何が気に入らないかと言うと、先ず犠牲者の人数で差別していること。戦災と言っても原爆かせいぜい東京大空襲くらい、災害と言っても阪神大震災東日本大震災くらいだけが深い祈りの対象?そんな訳ないでしょう。それに第一、内容自体が真実でない。毎年1月17日、阪神間の歓楽街は一斉休業するの?そんな話聞いたことないし、そんなことしても犠牲になった方が喜ぶとも思えない。それでいけば私の住む町などは余程信心深いのか、一年中ひっそりしているぞ。昔より今の方がよりひっそりしているぞ。一年365日、誰かの命日には違いない。納得。

 

まだある。サッカーの日本代表が勝った次の日の新聞。「列島歓喜!」

やめてくれ。少なくとも俺(ここだけは俺を使わせて欲しい)は入ってないぞ。非国民にしたいのなら税金も免除してくれ。

 

話は戻る。みさき公園。確かに懐かしい場所であるし、遠足で、家族で、友人と何回となく通った場所ではある。でも最後に行ったのは何年前だろう。ちょつと思い出せない位行ってない。あと一週間。どうしよう。好きだった同級生が転校する時、皆と一緒に盛大にお見送りするか、一人木陰でそっと涙を拭うか。どうも後者を選びそうな気がする。