ゲイツ氏妻 6兆円を手にするなら

昭和43年(1968)というのは大きな出来事が相次いだ年で、ビーモンが驚異的な世界記録(走り幅跳び)を出したメキシコオリンピック川端康成ノーベル賞、飛騨川バス転落事故など今でも記憶に鮮明だ。

 

そんな年の暮れ「三億円事件」が発生した。私が小学生だったからというだけでなく、当時の日本人にとって億という金額は全くの別世界のものではなかっただろうか。当時1億円預金すると利息だけで500〜600万円。失礼ながら父親の年収を大きく上回っていた。

 

 

ビル・ゲイツ氏離婚。財産14兆円。

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2021/05/05/kiji/20210505s00042000074000c.html

 

三億円事件から40年以上経つが、流石に兆は未だにどんな金額か見当もつかない。僅かに住専問題で辣腕を振るった弁護士の中坊公平さんが講演の「掴み」に使っていた話で概要の片鱗に触れたい。

 

「皆さん、1兆円という金額がどの程度の大金か分かりますか?1日百万円使っても使い切るのに3千年かかります。」

 

ため息しか出ない。