最近よく耳にする表現、昨日も聞いた。
「ここの餃子はとっても小ぶりなので女性でも軽く1人前を食べられます。」
うっかりすると騙されそうだが、これって褒め言葉か。要は量が少ないだけだろ。
少し方向性は違うが巧みな言い替えで人を共感させてしまうワードは他にもある。
「知覚過敏」という言葉が市民権を得る前は冷たいものが歯に沁みるなどと言おうものなら「それは虫歯やで。早く歯医者に行きや。」と言われるのがオチだった。
少し前似たような言葉で「繊細さん」というというタイトルの本も出た。これも少し前なら神経質の一言で片付けられていただろう。
似たような例は昔からあった。本屋さんに行ってずらり並んだタイトルを見るがよい。
「痩せたかったら食べなさい」
「一流大卒ほど頭が悪い」
「たったXするだけででみるみる血圧(コレステロールでも良い)が下がる」
嘘つけって。笑
人間ドックの結果が届いた。妻に見せた第一声「ええの視力だけやん。」お前だって人のことは言えないだろう。
まあ想定の範囲内、より少し悪いか。引っ掛っている数値のほとんどがやはりメタボに関係するものだった。でも最近特に、ひょっとすると若い頃よりご飯が旨い。そんないい米でも炊飯器でもないのに。今更ながらピロリ菌を取ってしまったことが悔やまれる。
早速、好きなだけ食べても痩せられる本でも買ってみようか。