昨日の補足

非常に良い本だ。読んでいるだけで心が晴れ渡ってくる。

http://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/9784864108201.php

やれメタボだ、高血圧だとお説教を聞かされる本よりもこんな本を読んでいた方が精神衛生上どれだけ良いか分からない。

 

 

さて、昨日の東京区議の発言の件だが彼はその発言についてインタビューにも応じているし、自身の考えも説明している。2、3年前、もっと熾烈な言葉で同性愛者や子供を産まない女性を批判しておきながら一切の取材に応じようとしなかった自民党の杉田議員とは違うのである。

 

偶々今日の新聞で見たのだがエスカレーターで定められた側に立っていなかったので注意された。腕が痛くてベルトを持てなかったからなのに。ってそんなこと知るか!

 

前にも結婚式のスピーチで「子供をふたり作ってください。」と述べた議員が批判されていたが、私が毎日見ている昔の時代劇では新婚の夫婦に「早くややこを作ってくださいよ。」と当たり前のように言っている。水戸黄門さまも仰しゃてるぞ。皆の者頭が高い、控えおろー!

 

同棲愛なんて聞くだけで気持ち悪い。結婚したカップルには早く赤ちゃんを産んでね、と言う。少なくとも何年か前まではそれが一般的な常識だった。いや、人類も生物の1種である以上子孫を残すことが種の保存の必須事項と考えればこの考えは何があっても揺らいではならない。競争の激しい大自然の世界でやれ同棲愛だ、やれ子供は作りたくないなんて言っていたらその種は絶滅してしまう。

 

「時代が変わった」こんな安易な一言で自身の考えまで変える必要はない。先のエスカレーターでの件や結婚式のスピーチが批判されたらもう何も言うことが出来なくなる。「頭が悪いのは遺伝のせいだからテストで点を付けないで欲しい。」、「東大に行けないのは塾に行く金がなかったからだ。」なんて言い出したら始末が付かなくなる。

 

フランスの哲学者ヴォルテールは言った。「あなたの意見には反対だ。だが貴方がその意見を述べる権利は命を懸けて守る。」テレビに出るコメンテーターも常に無難な意見を話すだけが能ではあるまい。

 

そんなことでは理想の女性はダイアナ妃と言っておきながらとんでもないブスと結婚した友人と変わらない。

 

その友人がどんな相手と結婚したか知らないが。