真面目、不真面目

社会人になって間もない頃、友人と嫌な上司から指示された仕事への対応について話したことがある。

私は「嫌な上司を困らせてやろうと手を抜く。」と答えたのに対し友人は

「嫌な上司に注意されるのは嫌なのでより一層慎重にする。」やはり、私は勤め人になるべきではなかった。

 

 

幸いなことにこのちゃらんぽらんな性格は息子には遺伝しなかったようだ。先日新任教員としてデビューしたばかりの息子に何時間か授業をやってみての感想を聞いたところ、

「子供達が面白そうに聞いてくれていると嬉しいが退屈そうだと気になる。」とのこと。

まじめだ。

 

吉野家常務、社会人向けセミナーでの不適切発言を謝罪、撤回。

https://mainichi.jp/articles/20220418/k00/00m/040/150000c.amp

 

「田舎から来た若い娘をしゃぶ漬けにする。」これって最初から話すつもりで、原稿にも入っていた言葉だろうか。万一そうならこの乗務、相当に頭がおかしいと言うほかないがまさかそんなことはあるまい。

 

私の予想だが授業を盛り上げる為にその場で思い付いたユーモアのつもりだつたのではないか。多分、受講生の中に退屈そうにしている者がいたのだろう。

 

上記のように私は勤め人には向いていなかったが、教師には向いていたのかも?と思うことがあるし、実際何人かの方から言われたこともある。しかし、もし私が教師になっていたらサービス精神のつもりでつい要らない一言を言ってしまいそうだから事によっては大問題になっていたかも知れない。

 

勤め人に向いていない、教師でも失敗するかも知れない、となると私は何になれば良かったのだろう。