これでも海外に行きたいか

巨人ファンが一番多いのは昔地方では巨人の中継しかなかったので巨人を応援するしかなかったという友人の推測は前に紹介した。世の大半はそうなのかも知れないが私や友人は天邪鬼なので喧伝されるほど嫌いになってしまう。因みに彼はオリックスのファンだ。

 

それにしても昨今のニュースにおける大谷選手の取り上げ方は異常ではないか。何かの大記録が掛かった試合ならまだしも、打とうが打たまいが、勝とうが勝たまいが、それも一般ニュース枠の時間に、しかもコロナやウクライナより先に報じるほどのことか。野茂選手やイチロー選手でもこんなに取り上げられていなかったと思う。

 

本来、私はスポーツに関心はないのでどうでもいいのだが、これだけ偏重報道されるとサッカー同様嫌いになってしまう。もっともそれで野球界もサッカー界も何も困らないのだが。

 

その大リーグだが、こんな事件が飛び込んできた。

https://www.nikkansports.com/m/baseball/mlb/news/202205150000071_m.html?mode=all&utm_source=AMPbutton&utm_medium=referral

 

悪気はなかったのだからそれ程目くじらを立てるほどの事でもないという受け止めもあるようだが本当か。投球に熱中していて気付かなかったというが誰かひと声掛ければ済んだ話だ。バイデン大統領やエリザベス女王が来ても知らなかったで済ますのか。

 

つい先日も白人至上主義者による乱射事件が起きた。62年前モハメド・アリがオリンピックで金メダルを取って少しは黒人の扱いも変わるだろうとバスの白人席に座っていたらお前は後ろ(の有色人種席)に行けと言われ、怒りと悲しみのあまりメダルを川に投げ捨てた事件は余りに有名だがアメリカ(欧米)は本質的に何も変わっていない。違うか。

 

大谷がどれだけ活躍しようと所詮は野球のうまい猿くらいにしか思っていないと言えばほとんどのアメリカ人は否定するだろう。しかし自身の潜在意識は自分でも分からないという芥川龍之介(?)の言葉もある。だからこそモハメド・アリの時代から何も変わっていないのだ。

 

それでもアメリカに行きたいのか。