やっぱりお気の毒

銃撃事件発生時の警備体制について批判がやまない。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/07/14/kiji/20220714s00041000552000c.html

後からならば何でも言える。反省し、今後の改善に役立てることは大切だが警察OBとやらがマスコミでどうのこうの言うのは少し違うのではないか。

 

安倍元首相の国葬が決まった。昭和42年(1967)の吉田茂元首相以来戦後2件目。その55年も前のことを覚えている自分が我ながら嫌になる。学校が半ドンになり、当夜の「冒険ガボテン島」というテレビアニメの内容が差し替えられた。番組自体が中止になった訳ではなく内容のみが変わったので奇異に感じたことを覚えている。

 

吉田茂は戦後日本の立役者だから国葬に異議は少なかったかも知れないが、安倍元首相がそれほどの事をやったのかと聞かれると返答に苦しむ。拉致被害者一人も取り戻せなかったし、プーチン大統領とあれだけの会談を重ねながら北方領土はむしろ遠のいた。何よりがっかりしたのは小泉首相官房長官時代、どの国から何を言われても靖国神社に参拝すべきと言っていたのにいざ自分が首相になるとさっぱり行かなくなったことだ。

 

事程左様に特段これということもない、ただの一政治家なのにマスコミ、特に朝日、毎日なとのリベラル派マスコミは「アベ政治を許さない」だの安倍さえ居なくなれば日本が変わるかの如く書き立てた。ある新聞社トップは「安倍を倒すことが我が社の社是」とまで言い放ったという。

 

今回の暗殺事件はそれとは全く違う動機に依るものということが明らかになっているが、少なくとも安倍元首相が諸悪の根源のようなマスコミの扱いが彼は殺されても仕方がないという空気を生んだ面は否めないと思う。

 

やはり、お気の毒としか言いようがない。