闇が深い

せっかくチャップリンの誕生日だというのにこんなテーマで書くのは非常に残念だが現職の首相を狙った爆撃事件が、しかも地元で起こった以上触れない訳にはいかない。事件現場は自転車で30分も掛からない距離の所だ。

 

 

グローバル採用が進み、今は更に低化しているかも知れないが松下電器の社員なのに本社の所在地である門真市を「カドマ」と読めない者の割合いが半数近く居るということが私の在勤中話題になったことがある。

 

今回の事件を受け雑賀崎という読み方が「サイカザキ」であるということが多少は広まっただろうか。まだ油断は出来ない。テレビを見ていていても未だ半数近くのレポーターが「サイガサキ」と発音している。地名の読み方くらい予習しておけよ。

 

謝罪会見の場で関西学院大学を「カンサイガクイン」と言って顰蹙を買った阿呆もいたが固有名詞を間違われて愉快な気持ちになる人はいない。私の上司に齋藤という苗字の方が居たが斎藤と略されるのは許せるが斉藤と書かれるのは腹が立つと言っていた。

 

さて、事件の捜査に関して一番の焦点である動機について今のところ黙秘を続けていると報道されているが本当だろうか。昨年の安倍元首相の事件でも山上被告は早くから供述していたのに「統一教会」という名前が出たのは投票が終わってからだった。

https://tansajp.org/columnists/9191/

 

もし投票日前に統一教会という名前が出て政治家との深いつながりが報道されていれば当然自民党の得票数は大幅に減ったであろう。前にも書いたが警察もマスコミ(特に大マスコミであればあるほど)も所詮は国の管轄下にあり、特に頼まれなくとも忖度することは充分に考えられる。

 

投票日は4月22日。それまでにどれだけ動機の解明、というより報道がされるだろうか。捜査の行方を見守りたい。