やっぱり分からない

誰から聞いたのか。40年前ヨーロッパ旅行する時に教わった。

「アイ・アム・ストレート」

どういう意味か分かるだろうか。「私はゲイではありません。」という意味らしい。日本人男子は小柄で幼く見えるのでゲイの標的になりやすい。だから彼の地で万一勘違いされそうになったらこの言葉を叫べはいい。幸い私達はこの言葉を使う機会はなかったが。

 

当時は今より格段に同性愛という言葉に馴染みのない時代、一緒に旅行する友人と「ではもしゲイだったら何て言うのだろう。アイ・アム・カーブと言うのだろうか。」などと冗談を言い合っていた。

 

今日の読売新聞人生相談は40代女性。内容は5年ほど前、夫が同性愛者だつたことが分かった。気付かないふりをしているが愛されていなかったということに毎日がせつなく、子供に手が掛からなくなったことを機に離婚したい、というもの。

 

う〜ん、分からない。子供がいるということは相談者と性行為をしたのだろう。それは全く愛の無い行為だったのか。私は勿論カーブではないので男性と裸で抱き合うなんて絶対嫌だ。想像するだけで身の毛がよだつ。ということはこの夫はLGBTのB、両性愛者だろう。それならこの相談者も自分が愛されていないと思う必要はなかろうに。

 

それに、この相談者も夫がその種の本やビデオを持っているのを見ただけというからゲイと決め付けることもないだろう。私だって何の興味も関心もない野球の本や演歌のCDが部屋にある。

 

回答がまた不可思議だ。詳しくは書かないが両親の子供への愛は不変であることを話した上で離婚を奨励している。SDGSLGBTが喧伝される時代だから「浮気した訳でもないのだから我慢しなさい!」と一喝するのかと思ったが、読売新聞はまだ健全だ。

 

もしこの夫が隠し持っていたのが普通のエロ本やエロビデオなら何の問題もなかったのだろうが。

 

普通のエロ本なら問題ないですよね?