セカンド・オピニオン②

カズレーザーさんの番組でシャープAQUOSの開発ストーリーを取り上げていた。

 

AQUOSは確かに大ヒットした。テーマとして取り上げる価値は充分にある。だがAQUOS以前のシャープはどうだったのか。「とにかく尖ったメーカーだった」、「他社に真似されることを目標にやっていた」

 

嘘つけ!!

 

だいぶ前に書いたが、だからこそ年長世代の真の証言が必要になる。何をしょうもないことを、と言わずに聞いてくれ。

 

山口百恵は人気絶頂なのに引退した。」

これは正しい。

キャンディーズは   〃    。」

これは全くの間違い。

私はどちらのファンでもないからハッキリ断言出来る。これは芸能界のことなので別に目くじらを立てることでもないが歴史は都合良く改ざんされるのでその時代を知らない人はすっかり騙される恐れがある。

 

スポーツのことでも政治のことでも、勿論芸能界のことでも良い。両眼を開いてよく見てよく覚えておいて欲しい。何十年か後の教科書に今の時代について「コロナで自由に外出も出来ず火の消えたような重苦しい空気に包まれていた。」と載るかも知れない。東京は確かにそんな時期があったかも知れない。でも少なくとも和歌山にはそんな時期はなかった。元々火など点いてないから。

 

だが、あらゆる記録、勿論教科書も中央の思考中心で作られる。もし子供や孫から本当だったの?と聞かれたら自分の言葉で説明出来るようにして欲しい。

 

さて、シャープ。私の記憶が正しければAQUOS以前のシャープは堂々たる?2流メーカー。それが証拠に当時は花嫁道具を積んだ車列が往来を走る光景をよく見たが家電製品でシャープや三洋なんて見たことがない(三洋よ、巻き込んですまん)。ここは松下の独壇場だった。何故か。花嫁道具がシャープや三洋だったらケチりやがってと思われるからだ。

 

尖っているだの、真似をされるだの何を言ってるの?という感じ。そんな会社だった。

 

後に聞いたのだが東日本ではシャープや三洋の位置が日立、三菱で松下の座は東芝だったらしい。ああ、時代の流れよ!

 

 

危うく本節を逸れるところだった。さて、当該の友人、今一番何を考えているのか聞くとどこかでセカンド・オピニオンを聞けないかということだった。そりゃそうだ。今診てもらっているのは県立医大の附属病院なので県内にはここ以上の病院はない。でも一度診療方針に同意してしまえば後は「まな板の鯉」にならざるを得ないのだ。

 

手術の日もそう遠くないだろう。その時にならないと(開腹しないと)進行度合は分からないのか。前項でも触れたようにブーニンさんも脚切断の直前にまで追い込まれたが最後に辿り着いた医師にその危機を救ってもらった例もある。

 

私も10年以上前、突然の発作で入院したことがある。幸い妻が気付いて救急車を呼んでくれたので事なきを得たが主治医に「気付かずに放っておいたら生命は分からなかった。」と言われたそうだ。ただこの間私は一切意識がない。自分の生命の危機を考えずに済んだ訳だ。

 

彼は今、いつもと変わらない明晰な?頭脳でそのことを考えなければならない。どちらがより過酷なのだろうか。