こんなことでいいのか

昨日最終回を迎えた「二人の世界」は1970年、半世紀以上前のドラマだが当時の社会情勢や物価などが分る非常に興味深い内容だった。その最終回、子供を身籠った主人公の妻を見舞う為、夫の両親と兄がトランクいっぱいの野菜を積んで上京してくるシーンがあった。しかもホテルは勿体ないから奥さんの実家に泊めて欲しい。これらのことを東京に向かう途中の公衆電話電話で伝えて来た。

 

どうだろう。今の価値観なら突っ込みどころ満載ではないか。私は男の立場だが

①妻が妊娠しているのに来るのは非常識。

②そんなに野菜を貰ってもありがた迷惑。

③ホテルに泊まれ。まして妻の実家に泊めて欲しいとは厚かましいにも程がある。

④もっと早く連絡してこい。

などが挙げられる。まだあるだろうか?

 

自分の家に泊まられるのも嫌なのにまして親の家?でも当時は今のように家の中がモノで溢れているということもなかった。当然ベッドなんてない。だから少々手狭な家でも人を泊めるくらいの空き部屋は用意できたのだろう。それに何より助け合うのが当たり前の時代だったのではないか。

 

でもまだこれなど序の口、もっと前の回では娘が結婚を考えている相手がいると知った父親の「結婚するのなら相手がどんな家か、家族に病気持ちはいないか調べるのが当り前だろう。」という発言もあった。今のドラマでこんな発言を流せばどうなることか。

 

女性用トイレ使用制限違法の判決。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230711/k10014125111000.html

 

すべての人が自分らしく生きられる世の中ねえ。大人がそんな事を言い出すから子供まで学生服は嫌、水着は嫌、言いたい放題になってきた。中には毎日セーラー服を着て通学している男子学生もいるらしい。もし家の息子がそんなだったらただでは済まさないからな。その内あの先生は嫌、この学校は嫌、何でもありになってしまうぞ。

 

以前少年院の精神科医の本を読んだが性の嗜好は驚く程多種多様、中にはとてもここには書けないような性癖の持ち主も居たがこんな人でも自分らしく生きられる世の中を目指すって訳?あっという間に世間が大混乱に陥ること間違いなしだ。