痛恨

やってしまった。既に持っている本を買ってしまった。

 

いや、今までも経験のないことではない。CDなど同じ演奏なのにジャケット違いで買ってしまったことはある。

 

今回は自分の読む本ではない。妻へのプレゼント。なので間違いのないように予めスマホで今ある本の写真も撮っていた。店頭で確認もした(はず)。なのに間違った。運転免許をとった頃うっかり車をかすったり、ぶつけたりした経験はあると思う。直す為の出費も痛いが、ぶつけてしまった己の不甲斐なさへの腹立ちも同じくらい大きい。二重にショックは大きい。

 

妻が気付かない振りして、家にあった本をそっと隠してくれていたら良かったのだが、それは逆恨みというもの。

 

西川のりおさんが新幹線ホームの売店で買った週刊誌と同じものが自分の座席に捨てられていて、立ち直れない程のショックを受けたと話していたが、その気持ち痛いほど分かる。それからのりおさんは週刊誌は拾うことに決めないるそうだ。

 

少し前に書いたがタモリさんは1回鼻をかんだくらいのティッシュペーパーを捨てることがどうしても出来ないそうだ。

 

のりおさんにせよ、タモリさんにせよそれらが高価なものだからというのでは勿論ない。彼らの収入からすれば「はした金」にも当たらない砂粒のようなものだ。でも、その気持ちはよく分かる。

 

よし、二重に買った本は読書好きの長女にプレゼントしよう。丁度正月に皆で集まることも決まったことだし。

 

因みに間違って買った本、110円。のりおさんやタモリさんよりショックが大きいのは当然だ。新刊本を定価で買っていたら?今頃寝込んでいる。