「我々にとって天皇とは何か」
見ると1971年の発売。こんな本を小学高学年か中学生で読んでいたのだから私も随分おませだったのだろう。内容は各界著名人にアンケートを送った回答をまとめたものだが、その質問は
①あなたは天皇に対して関心がありますか?
②あなたにとって天皇はどんな存在ですか?
③天皇に戦争責任はあると思いますか?
④あなたは天皇制を支持しますか?
という大胆なもの。はたして今こんな内容の本が発刊出来るだろうか。今でも手元にこの本はあるが焦点の質問③に対する返答も「大いにある。」という意見から「全くない。」まで百人百様。
私の意見にもっとも近いのは誰の回答とは書かないが「ないとは言えない。ロボットに過ぎなかったと言うのならロボットに甘んじていた自身の無知不明に対しての責任を負うべき。」というもの。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6495914
大谷選手が自分は知らなかった、裏切られたと述べた。
おいおい、それは無いだろう。まさか、それで終わらせるつもりではなかろうな。もし知らなかったのが本当としても知らなかったことに対する道義的責任は感じないのか。つい最近も耳にタコが出来るほど聞かされたが、それって政治家がよく言う「秘書が勝手にやった。」と全く同じ構図ではないか。政治家が知らなかったと言うのは許せないが大谷は騙されて可哀想なんて理屈は有り得ないからな。
今、小林製薬の紅麹問題が大変なことになっている。死者が複数出ている以上、社長の引責辞任は避けられないだろう。もし、社長が「部下がやった。私は知らなかった。」と言ったらどうなる?それに比べ大谷や政治家の認識の何と甘いことか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/66d74adb28e77b9841088b03118f770eba18b36f
ニ階元幹事長が次の選挙に出ないことを表明。敵前逃亡であることは確かだし、暴言を吐いたり、最後の最後まで恥の上塗りのような失態を晒したが何はともあれ彼は辞める。
何だか大谷よりマシに思えてきた。