大谷ファシズムを問う

日本が初めてオリンピックに出場したのは1912年。戦争で中断した時期もあるので今日までおよそ100年として36500日。その間に日本が獲得した金メダルは夏冬合わせて186個。開催されていない期間も含めて単純計算すると凡そ200日に1個の割合、如何に希少で価値あるものか十分に理解出来る。だから金メダル獲得のニュースは一般のニュース番組やワイドショーのトップで取り上げられることには何の異存もない。

 

それを思うと、ここ1、2年のマスコミの大谷選手の取り上げ方は異常だった。まるで日本人が毎日金メダルを取ったかのような大騒ぎ。いや、大谷がウサイン・ボルトモハメド・アリなどと同じ位本当に世界的に見ても超の付く有名人ならまだしも、野球の認知度などほんの知れたものであることはオリンピックでの扱いを見れば見れば一目瞭然。野球はアメリカ国内においてすらメジャーなスポーツではないことは皆知っている。日本中が大騒ぎしたWBCアメリカ人は殆ど知らない(上智大学前嶋教授)が現実。それなのにこの間の大谷の扱いはまるでファシズムを思わせる気持ちの悪さだった。

「世界に衝撃が走りました」→大谷が怪我。

「世界に衝撃が走りました」→大谷が結婚。いい加減にしてくれ。阪神が優勝争いをすると関西のマスコミが寄ってたかって阪神一色になる。そのことには眉を顰める人も少なくないと聞くがそれを全国に、しかも時期を問わず年がら年中大谷一色になっているのが今のマスコミだ。そんな日本にプーチンのことをあれこれ批判する資格など全くない。

 

賭博問題。内容によっては永久追放も。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/337874

通訳の水原氏が1日で180度証言を翻していることからも金で罪を被ったのだろうと凡その察しは付く。問題は果たしてその通りの司法判断が出来るのだが甚だ疑問ではある。

 

文春さん、あなたの出番ですよ!