今なお残る差別

昨日4月1日といえば新年度スタートの日。ニュースでも各社の入社式の模様が流れていた。私も42年前の今日、記念すべき・・・と言いたい処だが実際は違う。いよいよ社会人と胸踊らせていた(?)3月末、1通の手紙が届いた。社長に緊急の来客が生じたので入社式を1日早めるとのこと。当時は素直な私だったのでそのこと自体には何の疑問も不満も抱かなかった。むしろ「誰が来るのか知らないが新入社員全員のスケジュールより優先させる程凄い人が来るのか。さすが松下電器!」と誇らしく思ったものだった。

 

ほんこんさん「大谷問題は差別では?」https://news.yahoo.co.jp/articles/4fff738cf8f463e6157545b5e5bb6f402d88dfbe

 

私はこの問題に関心はないし詳しくは知らないが差別はあると思う。例えばバイデン大統領が急に来日したとする。直ちに岸田首相の全スケジュールはバイデン大統領のアテンドに変更されるだろう。国会で、或いは地元でどんな大切な用件があろうとすっ飛んでしまうこと間違いなし。誰が来たのか知らないが42年前の4月1日と同じことだ。

 

何年か前、トランプ大統領(当時)の娘が来日した時のことを覚えているか?安倍首相が滞在中、殆どずっと付きっ切りでアテンドしていたではないか。子供だぞ。それも政治家でもなんでもない一般人の子供だぞ。岸田首相の息子がアメリカに行ってバイデン大統領がアテンドすると思うか?私はあの時の余りに見え透いた厚遇ぷりに国辱さえ感じた。

 

白人は有色人種に負けることを快く思っていないことは確かだ。それは実業界、スポーツ界を問わない。いちいち書かないが日本のお家芸と言われた種目のルール変更にどれだけ泣かされてきたことか。(そう言えば日本の昔の金メダルと言って思い出すのは織田の三段跳びや前畑の平泳ぎなど距離や速さがはっきり数字で出るものばかりだ。やはり採点種目は不利だったのか。)

 

前にも書いたが第二次世界大戦でもし日本ではなくドイツが最後まで残っていたら原爆を使っていたと思うか?との質問に7割近いアメリカ人がNOと答えている。

 

残念ながらそれが現実だ。