王選手が今のプロ野球に出たら、当時と同じくらいの活躍ができるだろうか。大鵬と白鵬が対戦したらどちらが強いだろうか。スポーツファンの間でしばしば話題に上るトピックである。全体のレベルが上がっているのだから、という意見もあれば相撲など稽古の激しさは断然昔の方が上だったというオールドファンの声もある。
さて、話は変わって芸能界である（変わりすぎやろ）。
私も男なので美人はもちろん好きである。某美容製品の宣伝文句に「きれいなお姉さんは好きですか」というのがあったが、それを見るたび「当たり前やろ！」と一人でツッコミを入れていたものだ。
芸能界美人度の全体レベルは格段に上がっている。これは間違いない。ＸＸ48その他多くの類似グループが「クラスで真ん中くらいの可愛さ」を基準にメンバーを選出しているとのことだが、もしそんなクラスが本当にあるのなら学費を10倍払ってでも学生をやり直したい。
ではトップクラスのレベルは、というと必ずしも上がっていない、というよりむしろ下がっているのでは、というのが私の結論である。吉永小百合さんを上回る美人がその後現れたか。あべ静江さんの往年の動画には現在の若い世代からもその美しさに対する驚嘆の声が溢れている。
吉永さん、あべさんの全盛期にタッチの差で接することができなかった私にとって秋ひとみさんは美女（プラス可愛さ）の最高峰であり、それは今に至るも変わっていない。
何回も書いて失礼な話だが、当時からそれ程一般の人気がなかったので引退後は滅多に取り上げられる機会はないが、それでも往年のアイドルを特集した書籍などでは「超Ａ級のルックス」、「圧倒的に美人」などの紹介がされているのは、私と同じような思いを抱いている方がいるのだと感慨もひとしおである。
前にも書いたが今は夢のような時代で動画サイトでいくつかの歌唱シーンも見られるし、かなりの数の画像もみることができる（大半は私の持っているグラビアであるが）。しかし、彼女の現役当時から感じていたことであるが写真では彼女の美しさは10％も分からない。動画も1,2のものがかろうじて何とか想起させてくれるくらい。
たまにある、「あの人は今」などの番組や雑誌の特集を見ていると秋ひとみさん以上にマイナーだった人も少なくない。いつの日かそんな媒体で再会できる日が来るだろうか。見たいような、怖いような。
