結婚記念日

今日は31回目の結婚記念日。土曜日で大安だった。結婚式を挙げた会場は当時は東急グループのホテルだったが、今はオーナーも変わり訪日外国人向けがメインの宿に生まれ変わっている。昨今のコロナ騷ぎでさぞや経営も苦しかろう。

 

私たちが結婚する僅か一週間前の平成元年の4月1日に消費税(3%)が始まった。ふたりで「まるで消費税を払うために結婚するようなもんやな。」と話し合った思い出がある。

 

この平成元年は他にも色々なことがあった。言うまでもなく年初に昭和天皇崩御し、元号が変わった。また、その引力でもあるまいが各界の”天皇”と呼ばれるような存在の方が相次いで世を去ったことも忘れられない。

 

美空ひばり松下幸之助手塚治虫カラヤンホロヴィッツ・・・。皆その世界で天皇と呼ぶに相応しい圧倒的地位を築いた人たちだ。(私は黒澤天皇、即ち黒澤明も危ないと危惧していたが無事だった。)

 

崩御の日、また大喪の礼の日、共に全国的に雨が降ったことも思い出深い。多くの外国特派員も「スーパーナチュラル!」と驚いていたらしい。

 

この大喪の礼の日(2月24日)、国民の休日になったのをいいことに私たちは勝浦温泉に行った。かなり以前、「婚前旅行なんて考えられない!」と書いたような記憶があるが、年齢のせいかよく覚えていない。

 

皇族の方の持つスーパーパワーを私たちも目の前で経験したことがある。数年前、長女と高野山に行ったときのこと。着いた時からかなりの大雨であったが、何か山内がものものしい。聞けば秋篠宮ご夫妻が来られるとのこと。私たちも野次馬根性で待っているとご夫妻到着の数分前に急に雨がやみ、満天晴れ上がった。そして、滞在されたであろう数十分を過ぎるとまた雨が降り始めた。長女との神秘体験がまたひとつ増えた瞬間であった。