どれが一番幸せ

三井住友銀行がマスクをしていない人の来店を拒否、手に入らないと言うと手作りのマスクでも用意して欲しいと言われ、結局諦めて帰った一件。抗議が多数寄せられ撤回したらしいが、はしなくも都市銀行なるものの本性を表している。

 

こんな一件の後なのにホームページを見ると、極力マスクをして欲しい、ない場合は咳エチケットに気を付けて欲しいなど客への要望事項ばかり。一言の詫びの言葉もない。高額預金者なら少し意見してやるところだが、私が言っても「軍艦に鰯」程の影響もない。

 

 

松下電器三代目社長、山下俊彦氏の言葉に「仕事はキツくても疲れの残らない会社にしないといけない」というのがある。

 

内容も作者も忘れたがある文章に書かれていたイラストが忘れられない。世界が四つの国に分かれている。

1 金持ち暇あり国

2 金持ち暇なし国

3 貧乏暇あり国

4 貧乏暇なし国

 

今の皆さんはどの国の住人だろうか。また、過去を振り返るとどうだっただろうか。将来の希望、予測はどうだろうか。

 

一見すると1が一番恵まれていて、将来の目標にしたいと思われるかも知れないが果たしてそうだろうか。金はあるが暇ですることがない。想像するだけで嫌だ。好きなことを好きなだけやれば、という声も聞こえてきそうだが、人間そんなに好きなことだけをやって過ごせるものではない。

 

かと言って2も気が進まない。今日たまたま楽天三木谷社長を取り上げたテレビを見たが、それこそ目の廻るような忙しさだ(インタビューも歩きながらだった)。とてもじゃないが務まらない。それに、三木谷氏が、という訳ではないが金を儲ければ儲ける程、金に使われているように感じてしまうのは貧乏人の僻目か。

 

という訳で、我々庶民は結局3か4の国に住むのが一番幸せなのではなかろうかというのが私の結論。3,4どちらがいいかはその人に依る。私は断然3だ。

 

ある南国の島での話。彼の地でもあくせく働く日本人に現地の人が声を掛けた。「どうしてそんなに一生懸命働くんだ?」、聞かれた日本人それに答えて「どうしてって、将来ゆっくり、のんびり過ごす為に決まっているではないか。」それを聞いた現地の人、「俺達はとっくにそんな生活を送っているよ。」…

 

私の先祖はどうも南方系のようだ。