何のための家族?

昨日、初めて落語の独演会に行った。演者は桂吉弥さん。多いに笑わせてもらい、楽しませてもらった。大満足。

 

その後、同行の友人と居酒屋に行ったのだが元々昼過ぎからの公演予定がコロナの影響で数カ月延期され時間も夜になったので終わったのが21時前とじっくり、たっぷり飲む派の我々には少々余裕のない時間帯のスタートとなった。

 

友人が利用する終電が23時。何でも過去2回乗り損ねたことがあり、タクシーで帰宅したらしい。数千円の出費は確かに痛い。家庭の事情はそれぞれだろうが、私なら間違いなく妻か子に迎えに来てもらう。実際来てもらったことも何回もある。

 

コロナ不況で職ばかりか家まで失いホームレスになる人が急増しているという。実に痛ましく、お気の毒な話だ。しかし一方でどうして実家(親元)に頼らないのか、親も何故救いの手を差し伸べてやらないのか不思議で仕方なく感じるのも事実だ。親が居なければ兄弟でもいい。

 

もし、私の子供がやむを得ない事情で

路頭に迷う事態になりそうになったら迷うことなく子供を呼び寄せるし、万一立場が逆になっても子供も歓迎とは言わないまでも、受け入れてくれることに迷いは生じないと信じる。

 

余計なお世話かも知れないが、ホームレスに身をやつしても、親兄弟に頼れないのは何故なのか。何の為の家族なのか。