今、新幹線のぞみの車中。もうすぐ新神戸。GO TOのおかげて往復ともグリーン車利用。一生の内にまた乗ることはあるだろうか。
言うまでもなくとてつもなく速い、とにかく速い。高速道路の車は時速100キロ前後出ていようが、あっという間に抜き去ってしまう。まるで全盛期のウサイン・ボルト選手のようだ。ボルト選手の場合、オリンピック級の選手相手でもこんなレース展開だったのだから本当に凄い。
オリンピック史上最大の事件の一つである、ソウル大会の男子100メートル決勝。ベン・ジョンソン選手の出した9.79秒という記録はドーピングでも使わない限りこんな記録絶対無理だろうと思ったものだが、ボルト選手のそれは9.58秒。100メートルの世界で0.2秒の短縮がどれ程のものか、陸上には全く門外漢の私でもよく分かる。
詳しい数字は忘れたが、この9.58秒という記録、それまでの短縮予想からするといっぺんに20-30年分くらいの大巾短縮に当たるらしい。
女子はもっと凄い。1984年のロサンゼルスオリンピックでフローレンス・ジョイナー選手が出した10.49秒は未だに破られておらず、こちらも抜くのは当面無理と見られている。もっともこのジョイナー選手、ドーピング疑惑濃厚というのが浮上しているが、当の本人か早死にしてしまったので確かめようがない。
私が生きている内にこれらの記録が破られる日は来るだろうか。
