ルックスと能力

告白 (文春文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/416762401X/ref=cm_sw_r_u_apa_i_4GK0XGQYASPB5G6XYQEK

 

の中に忘れられない一節がある。

アメリカは建前上平等の国ということになっているが、実際は白人、黄色人種、黒人間で厳然たる階層差があり、同じ給料で募集すると能力は自然と黒人>黄色人種>白人となる。当時のニューヨーク支店は白人優先採用だったから彼女らの能力は推して知るべしだった。」

 

日本ではどうだろうか。さすがに人種間の階層差別はないだろうが新たにこのような事象が生じている。

 

数年前、「今でしょ」の林修先生の講演会に行った。前後の脈絡は忘れたがこんな話があった。

「私は自分の事務所には東大卒の女の子しか雇っていない。能力のみで採用したら偶々そうなっただけだ。なのに皆、顔(ルックス)で採っているでしょう?と言う。何故か考え、ひとつの結論に達した。」

 

①東大卒の男は社会的に成功する確率が高い。

②彼らは結婚相手に美人を選ぶ。

③その子供は父親に似れば頭が良い。母親に似ればルックスが良い。

④子供は頭が良ければ東大に行って美人(又は美男子)と結婚する。美人の子供なら東大卒の男(女)と結婚する。

①〜④を何代か繰り返すと美人でしかも頭の良い子供が産まれてくる。

 

聞きようによつては鼻持ちならないエリート意識満載の意見だが、明治以来この歴史が繰り返されてきたのも厳然たる事実として認めない訳にはいかない。

 

私には縁のない世界の話なので、これ以上続ける資格がない。失礼。