老人の取扱説明書

オリンピックが無観客(一都三県)に決まった。これって出来レースじゃなかったか。それにしても日本人は大人しい。アルコール規制を守らない飲食店には酒を売らないよう酒販店に命じた?外国なら暴動ものだろう。昨夜の5者会談に臨んだバッハ会長の「ハロージャパン」の能天気な挨拶には殺意を覚えた人も多かった筈だ。そもそも名前が厚かましい。せめてベートーヴェンにしておけ。

 

老人の取扱説明書。https://www.sbcr.jp/product/4797392449/

 

古書店で何度か目にしていた。面白そうではあったが買うほどでもないと放っていたがたまたま図書館で見かけたので読み始め、早速憂鬱になり掛けている。今まで買わなかったのは不吉な直感が働いていたのか。

 

タイトルからも分かるように老人の取扱書だから老人が読むべき本ではない。それを初老の私が読んだのが間違いの始まりだ。

 

例えばこんな話。「老人はなぜ過去を美化するのか?」小学生時代は毎日のように宿題があり、親に叱られるなど苦しい日々だった筈なのに思い出すのは遠足や運動会などの楽しい出来事ばかり。それは何故か。

 

それに対し著者は余命が限られてくるので無意識に過去の記憶を肯定している、健康への不安、友人や家族との別れへのストレスに対抗する為に過去を肯定的に考えるからだと解く。その通り。肯くしかない。

 

こんな話がまだまだ続く。この先どうしよう?やはり来週からは図書館は妻に行ってもらおう。