本音は誰にも分からない

東京様の地震のお陰で録画がオシャカになったので買い物に手掛けた。

 

たまたま断水地域の店に行ったのだが、行った店すべてトイレが使用禁止になっていた。テレビで断水地域の郵便局を取り上げていたが職員がいちいちバケツの水を持ってトイレを使用していた。これでは客に使わせないのも無理はないが歳のせいで○が近いので余り長く滞在出来なかったのは残念。

 

同じ事を今も6万戸の方が行なっているのかと思うと頭が下がる。

 

 

一昨日の夜、次女から写真が送られてきた。「このコンビ知ってる?」

 

見た覚えはある。おぼんこぼんというベテラン漫才師。昔は関西のテレビでもよく見たが最近見る機会はとんとない。このふたり、仲が悪かったのだが「水曜日のダウンタウン」内で仲直りしたのがとても感動的だったらしい。

 

それらしき(仲が悪い)噂は聞いたことがあった。しかし元来ひねくれ者の私はこう考えていた。そもそも仲の良いコンビなんて居るのかね?

 

何しろ女房より長い時間一緒に居るのである。芸能人であれば時間も休みも不規則だろう。売れっ子であればあるほど一緒に居る時間も長くなる。「顔も見たくない」、そんな感情にならない方がおかしい。

 

中川家にせよサンドウィッチマンにせよ仕事が終われば即、別行動と言うのは本人達が公言しているし、歌手でも狩人やビリー・バンバンの仲の悪いのは有名だった(例が古くて申し訳ない)。

 

倉田真由美さんが書いていたがカメラの回っていない所ではむしろ芸人の方が暗くてとっつきにくい人が多いらしい。(例外としてココリコのふたりを挙げていた。確かにそんな感じはする。)

 

私はチャップリンをもっとも尊敬する人物のひとりに挙げているが、ではお友達になりたいかと聞かれたら真っ平御免と答える。チャップリンは言っている「如何にして人を笑わせるか、それを考えるには発狂寸前までの努力が必要だ。」こんな人と気楽にお付き合い出来るとは思えない。

 

芸能人だけではない、柔道の篠原さんと言えば今やすっかりいじられキャラの面白いおじさんというイメージが定着しているが、ある時後輩の野村さんが言っていた。「あの怖かった篠原先輩があんな風になるとは思えない。お前らええ加減にせえよ!今にも言いそうな気がする。」

 

ボクシングの具志堅さんもそうだ。何回も共演している有吉弘行さんが言っていた。時々物凄く怖い目の具志堅さんと視線が合う時があり心の底から震え上がると。

 

芸能人もスポーツ選手も昔の栄光だけでご飯を食べていけるような甘い世界ではない。皆お金を稼ぐ為に我慢しているのだ。

 

逆に言えば今売れに売れている中川家サンドウィッチマンは無理に嘘をつく必要はないので正直に現状を話せるのだろうし、おぼんこぼんはご飯を食べていく為に「仲が悪い」というキャラを無理に作り出し、それでマスコミに取り上げてもらう事を狙っていたのかも知れない。

 

意外とずっと仲良しだったりして。