我が家の教育

日大背任事件。語りたくもない。「人を顔で判断してはいけない」という言葉も彼らの前では力を失う。

https://news.yahoo.co.jp/articles/93cb81696b14851e237d40d0e61d65a0a770c134

 

オリンピックの開催がまだあやふやだった頃池江璃花子選手に「辞退しろ」という声が殺到した。何故池江選手に?と疑問があったが進学先に日大を選んだことも大きかったのだろう。日大と言えばあの悪質タックル事件が今でも皆の記憶に鮮明だ。

 

 

20年ほど前になるがビートたけしさんの母親が亡くなった時のたけしさんの大泣きが印象に残っている。有名人、一般人含め私はあれだけ人目憚ることなく泣き崩れる人を見たことがない。

 

たけしさんが語っていた母親とのエピソードで印象に残っているものがふたつある。

 

①毎晩おかずがコロッケとキャベツなのである日「今日もコロッケ?」と不満を言ったら次の日からおかずがキャベツだけになった。

 

②結果の悪かったテストを隠していたことがバレた時、教科書を公園の土に埋められた。

 

お兄さんの大さんも夜勉強していると明かりが眩しくて寝られないと父親から叱られ、外灯の下で勉強していたという。

 

私の親もこれに近かった。さすがに勉強して叱られるということはなかったが、「勉強しなさい」とか「○を目指しなさい」などと言われた事が一切ない。この話、友人、親戚誰も信じてくれないが本当にない。いや、正確に言えば1度だけある。父親と見たいテレビ番組が重なったとき「勉強しなくていいのか」。

 

塾や習い事も一切行ったことがない。高校時の校内誌で校長先生が塾について「まったく授業についていけない人、授業が簡単すぎる人、この2者は行く意味がある。それ以外の人は行く必要はない。」と話しておられ、私もまったく同感だった。

 

結婚して我が子ができてもこの方針を貫きたかった。妻は子供ができる前から「親が子供に残してやれるのは教育しかない。」と予防線を張ってきた。

 

喧嘩になった?こちらは堅気、相手は極道と。最初から勝負にならなかった。

 

それでも時々、年に一回くらい無駄な抵抗を試みた。

私「塾に行っても成績は下がっているではないか。金の無駄だ。やめさせろ。」

妻「だから続けなければいけない。」

私「では次のテストでまた下がったらやめるな?」

妻「(子供に向かって)あんたは続けたいの!?」

 

こんな重苦しい空気の中で答えられる訳がなかった。子供たちには本当に済まない事をしたと思う。ただお陰でうちの子供は皆「勉強してやってる」などというふざけたな考えを持つことは絶対になかった。

 

でも教育ママ(パパ)にはなって欲しくない。

 

まだ言ってる。