子供の名付け

前述の我が子の虐待、大抵の親は最初は容疑を否定するが家宅捜索でスマホやビデオに虐待の模様が撮影されていることが見つかり、やむなく観念するという。子供を虐待するだけでも充分おかしいのに、その様子を動画に撮るという神経は全く想像も出来ない。

 

異常人間による動画撮影と言えば真っ先に思い出すのが宮崎勤だ。事件の概要は書くのも忌まわしいので記さないが、我々を驚かせたのは彼の部屋の壁一面に収納された膨大なビデオ。当時はDVDではなくVHSのビデオテープだったので尚のこと、あの圧迫感は犯人の異常性が伝わるのに充分だった。

 

 

息子の名前にジャイアント馬場さんの名前を拝借させてもらったことは前に述べた。では上の二人の娘はと言うと、次女は私の父が名付け親だ。いい名前だし我々も異存はなかった。では長女は、と言うとこれは結構労を費した。(どこの家でも一人目の子供には手を掛けるのだ。)

 

たまたま当時住んでいた大津市西武百貨店で名付け方教室が開催されるので出掛けた。

 

どんな話があったのか殆ど覚えていないが、ひとつ覚えているのは「あまり立派な漢字、道徳的に正しい漢字を使ってはいけない。名前負けするだけでなく、そればかりか反対の人間になってしまう。その例が宮崎勤。」という話。皆さんの名前は大丈夫だろうか。

 

因みに長女の名前はいくつか候補に考えていった中から選んでもらった。名前にある果物の漢字を用いており、役場の窓口で「この漢字、使えないかも知れないので調べますね。動植物の漢字で使えないものは結構多いんですよ。」と言われた時はドキッとしたのも今ではいい思い出だ。

 

もし、あの時違う漢字、違う名前にしていたらその後の運命が違っていただろうか。